2024-08-22 23:20
真四角で錆びた銀色のバスタブにゴキブリが走っていくのが見えて、お風呂は諦めた。
勉強しようとしても落ち着かず、風邪を引いたらやばいと思いバスタオルを濡らして部屋に吊るして寝た。
眠れたか覚えてないけど雪が心配で明るくなる前からそわそわして予定よりかなり早くホテルを出た。
そして落ちた。
これで手持ちは予備校の人に勧められて受けた'安全圏'の私立のみになり、その大学を受験当時知りも行きたくもなかったので余裕で受けて余裕で合格した。それでも全額じゃなく半額免除だったけど。
まだ諦めきれない私は本命私立の後期申し込みにギリギリ間に合うことに気づき父に受けさせて欲しいと申し出た。受験するごとに増える受験料をやっと払い終えたと安心していた、寝耳に水の父は腹を立てて怒ったけど、文句を言いつつ受けされてくれた。
影でいつも姉に愚痴っていたらしい。
相談もなく勝手に決めてきて高い受験料を払わされると。
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