そして、私は子供の頃はずっと防音室のグランドピアノで弾いていた。今は家の事情で、アップライト、かつ、仕事終わってから練習する事を考えて、所謂消音ユニットを鍵盤の下に入れて、サイレント化している。 ただ、これはやはりヘッドホンして聞こえている音はデジタル信号化された音なので、完璧な生音や、そのダイナミクスとは違う。だから、仕上げで弾く時はやはりサイレンサーは切って、ちゃんと外に音を出して練習する。じゃないと自分の演奏がちゃんとわからない。 ピアノ習う時に、電子ピアノしか使えない環境の人はやはりハンデだとは思う。タッチも違えば、いくらタッチの違いによる音の変化も生ピアノに近くなったとはいえ、生ピアノ弾いた時の感覚とは違うはず。私のアップライトも、鍵盤の下に薄いセンサー入ってるから、微妙に違う。 そして1番違いが出るのは、楽器の鳴らし方が分からない事だと思う。アコースティックの楽器の場合、自分の楽器を身体を使ってどれだけ鳴らせるかがポイントだと思う。それは楽器が大きくなれば当然難しい訳で、ピアノの場合もそれが出来ているかどうかはかなり違うと思う。