イタリアと日本の往復を繰り返しながら 帰国しては自分の現実逃避をうけとめることが出来ず、イタリア料理本やイタリアとつく名の本を買い漁ること、レストランに食べ歩きつくすことで自分の至らなさを補うことで必死だった 現実逃避の20代 そんな私に色々な現地郷土料理を作ってくれ 紹介、食べ学ばせてくださっていたシェフが 2月で現場から退かれ次のステップに進まれるときき、ご挨拶をかね20数年ぶりにお食事を いただきに行く 一皿一口いただくごとにもう思い出すこともなかっただろう20代の自分を振り返ることに そしてキッチンに立ち料理されるシェフの姿に 色々なおもいがこみあげてきた 健康なカラダあってなしえる仕事 天職と思いこれからも今までとかわらず 一皿一皿を大切に 自分のおもい 皿の中のイタリアを作り続けて いきたいと思いながら シェフ秘蔵のグラッパをテーブルに 一緒に座りながらいただく いろんなおもいがつまった 一杯 ごちそうさまでした 今までありがとうございました