2024-02-09 13:15
金柑を見てると、なぜかおばあちゃんを思い出す。
わたしはすごくおばあちゃん子だった。
今も覚えてる場面がある。おばあちゃんが幼稚園バスのお迎えに来てくれた時のこと。家に帰る途中の横断歩道を渡るときに、わたしが信号をちゃんと見てなかったか何かで、出てきた車の運転手にめちゃくちゃ怒鳴られて、平謝りするおばあちゃん。
ちょっと気弱で、ちょっとネガティブで、とても優しかったわたしのおばあちゃん。母によると、あの時代の人にしては女学校を出て英文タイプもできたけど、農家に嫁いでからはそんなスキルを活かすこともなく、気の強い明治の女のひいおばあちゃんに結構イビられてたらしい。
若い頃から農作業してたから、膝が悪くて、電気のビリビリするやつをお風呂上がりに膝にあててたな。
結婚式をアメリカで挙げたから、足の悪いおばあちゃんは来れなくて、手紙をくれた。行けなくてごめんねってのと、いつもなおちゃんの幸せを願ってるよって書いてあった。
子どもの頃から、どんなわたしでも受け止めて、受け入れてくれてた人がおばあちゃんだったなと思う。
おばあちゃんに会いたいなぁ。