石垣島で出会った〝ゆんたく〟の時間 私は独立して絵を描くことがお仕事ですが 当時、自室に籠って描く日々の中で自分の方向性を見失い 誰とも会わず、それでもがむしゃらに描き続ける日々で ある日、窓を開けると季節が変わっていました。 「このままじゃ心が病んでしまう！」と 時間を忘れて自分を見つめるために石垣島へ。 2週間の滞在で初めての1人の経験は不安もありましたが 旅行先で出会った地元の人々の温かさや自然に触れる中 旅の中で出会った、島人のお年寄りと 2時間ほど話をしました。 「少し前までは店も無いし、物もなかった。 観光客も今ほど多くはないしほぼ自給自足だった。 それでも歩いたら誰かと出会う。人と話す。 〝ゆんたく〟というここの言葉は 他愛もないことをお喋りすること でもそれが生きがいなんだよ」 この言葉は私にとって旅の目的を見出すきっかけとなり だからここの方達はこんなに笑顔が素敵なのかと 人との繋がりを再認識させるきっかけとなりました。 旅から戻ってきてからも、この教訓を胸に　 日々の生活の中で自分の時間を持つようにしています。