【在日に生まれるって、つらいことですか？】 (3/3) 一年悩んだ結果、私はナニジンであれ、日本に住んでいることはたしかなのだから、その場に馴染んで必要とされる人間になるために努力してきたという結論に至った。 「郷に入っては郷に従え」それが今までの私にとっては正義だったし、そんな自分を責める必要は全くないと思った。 在日に生まれるって、つらいことだと私は思う。 それは韓国人に限らず、フィリピン人もブラジル人も。 アメリカのような人種のるつぼとは違い、日本のようなほとんど全員が同じ価値観を共有する単一民族国家では「日本人か、日本人以外か」という価値観で、ちょっとした違いさえも嗅ぎ分けられ指摘され傷ついてしまいやすい。 あらかじめ心が折れないように、味方になる人間関係を構築したり、絶対負けない何かを持っておいた方が良いかもしれない。 とはいえ、ずっと心理学や自己啓発や占いなどで「人生とは？人間とは？」を探り続けてきた私にとっては、自分の中の在日という伏線が回収できたことはとても面白く、生きてて良かった！と思った。 あらためて推しの咲人さんに出会えたことに感謝したい☺️ (おわり)