2024-05-25 11:41
東京湾でごく少量とれるウニが戦前から握られていたことをご存知でしょうか。豊洲市場には、ウニ専門の仲卸である靱江さんという第一人者がいます。「靱江が動くとウニ相場が動く」と言われるほどの目利きです。彼の話によると、国鉄の「特権」がウニ取引を一変させたそうです。 ウニは殻を割って取り出した瞬間から急速に傷み始め、溶けてしまいます。かつては産地から東京まで運ぶ間にウニがダメになることが多かったため、東京で食べられるウニは東京湾産が限界でした。しかし、国鉄の「特権」がこの状況を変えました。昔の国鉄では、定年退職したOB・OGに全国どこでも無料で列車に乗れるパスを与えていました。このパスを使って元国鉄職員が産地から築地にウニを運んだのです。彼らは牛乳瓶に詰めたウニを木箱に入れ、それを背負って毎日産地と築地を往復しました。 銀座の名店「すきやばし次郎」の小野二郎さんも、早朝の築地でウニの箱を背負った元国鉄職員を目にしていました。「昭和44年までは、夜汽車で運ばれていました。朝、河岸に行くとウニの箱を背負った男たちを何人も見かけました」(「すきやばし次郎 旬を握る」より)。
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その後、ミョウバンを溶かした溶液にウニを浸して表面を引き締め、保存性を高める技術が開発されました。また、ウニの可食部は生殖巣であり、オスとメスがあります。メスだけを塩水でパックすると、溶けにくくなることが分かりました。これが塩水パックのウニです。ミョウバンを使わないためフレッシュな味が楽しめますが、一度開けると全て使い切らなければならないため、すし店で提供するにはハードルが高い場合があります。 ウニの味はエサによって大きく変わります。バナナを食べたウニはバナナの味がするほどです。そのため、ウニの名産地は良質な昆布が育つ羅臼や利尻といった場所と重なります。箱ウニは、その箱に詰めた業者がブランドとなります。「小川のうに」の金ラベルや黒ラベルは最高級品とされていました。「すきやばし次郎」の小野二郎さんは、夏のキタムラサキウニのオスを最高位と評価していたと記憶しています。 ウニの仲卸は箱詰め業者のラベルだけを信用して買い付けるわけではありません。時には箱を開けて隅っこを食べて品質を確認します。極上のウニは高値で取引され、品質の低いウニは安値でしか売れません。築地時代には1箱11万円

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