2024-06-09 12:37
今から42年前だと思う。
当時高校生だった、たまご屋のシンスケちゃんの部屋から聞こえてくる音楽は、いつもカッコよくて、道草がてらよく聴いたものだった。
そんな小5の帰り道に、いつもの様にシンスケちゃんの部屋の近くの縁石に腰掛けて、まるで現代で言うストーカーの如く、勝手に音楽鑑賞タイムを楽しんでいた。
そんなある日、突然(ガラガラガラガラ)シンスケちゃんの部屋の窓が空き、強面のシンスケちゃんが顔を出し、『ちょっと来い💢』と言う。
毎日の様に居座っていた事を怒られ、殴られるのかと思って、覚悟をきめた。
するとシンスケちゃんが、まだケースに艶のある真新しいカセットテープを僕に手渡してくれた。
『お前、こんな曲好きなのか?』と聞かれ、僕は首を縦に頷いた。
その時にシンスケちゃんがくれたテープはブラックキャッツのでヒートウェーブだ。
いつも勝手に聴いていたのを知って、わざわざレコードからダビングし、僕にプレゼントしてくれたのだった。
あれ以来ずっとロックンロールに取りつかれていて、それは死ぬまで変わらないと思う
そして、シンスケちゃんは今何処で何をしているのだろうと、ふと思い出した♪(´ε` )