保育士全員が感動の悲鳴をあげた話。 1歳児の担任をしていた時、3月になって成長した子どもたちと初めてしっぽとりゲームをした。心も大きく成長して、子どもたちの中にもさまざまな感情が芽生えていた。取られたら悔しくて泣く子、逆に取れなくて泣く子、全身全霊でしっぽを守り抜く子。みんな自分の気持ちに素直でかわいかった。その中で、しっぽを取られて泣いてる子に1人の子が近づく。泣いているその子を心配そうに見つめたあと、まだ残っていた自分のしっぽをそっと差し出した。隣で悲しんでいる子がいて、とっさの行動だったのだと思う。小さなその子の優しい気持ちにその場にいた保育士全員が大感動。悲しんでいる子に自然と手を差し伸べられる優しさ。私もそんな優しさを持つ人になりたいと思った。