「子供がいるなら、俺なら普通毎日でも自分の子供の写真撮るけどなぁ」 「子供いるのによくこんなに夜遅くまで子供連れてきて働こうとするよね、子供が可哀想」 「子供熱？風邪？午後予約入ってるよ？」 「新人育つまでは子供作れなくない？それが責任だと思うんだけど」 「今辞めるって、ほんと裏切りだよなぁ。」 「辞めて何するの？カメラしようとしてんの？」 相手はきっと、記憶にすらない言動だろうけど、こうして文章化することで浮き彫りになる。 私が言い返せれば良かったのだろうけれど、そんなことできるはずもなかった。 すごく尊敬していた人だった。 ただ、一緒に仕事をしているはずなのに、いつも疎外感に苛まれるあの感じは、私が自分で作り出したものなのだろうか。 だとしたら、みんな次々と精神病で辞めていく姿を見て、早く危機を感じるべきだった。 …そのおかげで今のメンタルがあるんだけれども 自分は誰のために仕事をして、 何のために、どうなりたくて、日々過ごしていたのだろうと思うと、やり切れない気持ちになる。 無駄ではない。日々は本当に無駄では無かった。 バネにするのみ。