子どもの頃、その人自体は碌でもないのに時々鋭いことをずばっと言って周りに有無を言わせないタイプの大人が居て、 人に認められたくてへらへらと顔色を伺いつつ自分の気持ちも分からない時代に 「誰のためにやってんの、自分か、人の為か」 って聞かれ何も答えられず 未だに何をしたいか？何が好きか？を考える時にその言葉が頭をよぎる。 そもそもそうなったのはあなたが原因なのだけど と思いつつ 答えられない自分が悔しくて、そこから始まった自分探しは終わることがない。 その変な説得力と言葉の強さは未だに不思議だけど逃れることもできなくて 今となってはただただ感心してしまう。