2024-09-06 10:43
そんな猪狩さんはなかでも1番どす黒く、グアムの漁師のようにいかつい。車も巨大なディフェンダーで一見柄悪そうにみえるのですが、話すととても紳士的です。オラオラする輩臭等全くありません。なにしろ専従コーチが選手たちに練習など説明するあいだ、うしろで手を組みじっと見守る姿はJTCサラリーマンの年季を感じさせました。
そんな猪狩さん邸でたまに保護者コーチと選手たちが集まり宴会など催していたのですが、猪狩夫人も子どもにカレーをつくってくれたり、腰がぬけるおそろしい焼酎をご提供くださったりしていました。小学2年のころ、小学校校庭で盆踊りとお祭りがあり猪狩さんたち(倅同級生のむすこさんと2歳違いのおねえちゃん、おばあちゃん)と校庭で出店のかいものや軽く酒盛りをしていました。
わたしは30分くらい遅れて校庭でジョインしたのですが、猪狩夫人がなぜだかわたしに話かけてきます。彼女は普段けんしんパパとしか話しません。
「むかし、■■■で働いていませんでしたか?」
■■■は20年前の勤務先名で、なぜそんな大昔のことを知っているのだろうと不思議におもったのですが...10秒で記憶が蘇りました。
つづく