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2024-10-17 08:28
お久しぶりの投稿です〜 長くなる予定(笑) ◆◇◆ 数え年で 100歳を迎えた元旦に逝った 亡き祖父も 晩年は世話を受けながらも 自分で着替え 自分でトイレに行き 自分で歩いて食堂に行った そして記憶は混乱し いろいろなことが わからなくなっていた ケアハウスに入所するときも 何がなんだか わかってはいなかったと思う 週に一度、母が身の回りの 世話をしに行き 叔父2人もちょこちょこ 様子をみにいっていた 運転の出来ない母は 親しい友達に送ってもらい 帰りは私が 仕事帰りに母を迎えにいっていた 毎回ではないけれど 私も祖父の顔を見にいき 話をしたりしていた 私達のことはわかっていたけれど やはりいろいろ状況が わかっていないみたい… 不安もあるだろう でも、祖父はいつも素直に ハイ、ハイ、と返事をして 言われたことに従っている ある時、ふと問うてみた 👩「おじいちゃん、どうして自分がここにいるかわかる?」 👴「いや、わからないよ」 ↓続く
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ひとひら房_Tomiyasu
hitohirabou_tomi
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ひとひら房_Tomiyasu
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👩「いろんな人がここにくるけど、誰が誰だわかる?」 👴「わからないよ。でも、みんな優しいよ。みんな良くしてくれるよ。」 👩「そうかぁ…」 やっぱりだいぶ わからなくなってるんだなぁと 続ける言葉を失っていると… 👴「おじいちゃんは、誰かに『ここにいなさい、ここで右向いて座ってなさい』って言われたら、ずっと右向いて座ってるよ。わけがわからなくてもそうするんだよ。みんな、おじいちゃんのためを思ってそう言ってると、わかってるからね。」 と、ニコニコと言葉を続けた。 私はぐっと息を呑んだ。 きっと寂しさや不安もあるだろうけれど 私達を含むみんな スタッフさんたちのこともみんな 信じてくれているんだ… 👩「おじいちゃん、すごいね!すごいよ!なかなか出来ないと思うよ」 👴「お前たちもこうして会いに来てくれる。おじいちゃんは幸せ者だよ。ありがたいねぇ。こんな快適なところにいられるなんて、幸せだよ。」 祖父は人格者で 人に慕われていて 私も大好きで尊敬していたのですが 祖父のこの話は 忘れられない話となりました →次の投稿に続く