昨日は桐朋学園大学調布キャンパスで古楽器科の演奏会に行って 久し振りにバロック音楽の古楽演奏を生演奏で楽しんできたのだけど やはり帰りは遅くなってしまって 昨日から眠れてない。 徹夜で書籍読んでた。 まずは岩波書店の『科学』2012年7月号特集「電子と不確定性の世界」 随分前から興味を持っていたトポロジカル絶縁体の話も興味あるけど 一番の目当ては、小澤正直教授の観測の問題の解決によって、 ハイゼンベルクの不確定性原理が成立しなくなって 新しい観測の理論に基づいた不確定性原理が立てられた論文が読みたくて借りてきた。 でも、この特集号の他の論文でもハイゼンベルクの不確定性原理を使った、 言い換えれば観測過程に対して射影仮説を未だに適用している論文が掲載されたりしていて 物理学者の共通の認識、共有財産にはまだなっていないのがちょっと残念。 Wikipediaの「観測の理論」の解説でもこの小澤先生の観測の理論の解決、 つまりヒルベルトの23の問題の物理学理論の公理化の解決に基づいた観測の理論の説明が まだアップデートされてないのがかなり残念です。