（しょうもない、意気地なしの話。４） その中で 一際、目を引いた外観、ロゴ。 店内に並んだ色とりどりの服。 全てが素晴らしかった。 入りたかった。 入れなかった。 どんな店でも、どうも、こんにちは。 と言いながら入れるはずだった。 足を止め、 店内を覗く事はできた。 だが、入れなかった。 お店が悪いわけでは決して無い。 例えるなら、 近所のよく挨拶もしたり、少しおしゃべりをするオバチャンの家に久しぶりに帰ってきた 年上の大人の綺麗なお姉さんを 見た時と同じような、 綺麗すぎて、口ごもって どうも。 とちゃんと挨拶もできない 高嶺の花ってこういう事なのか。 はぁ。 とため息の出るような 私にとっては そんな雰囲気だった。 ただ、そんな雰囲気を楽しみに 大須を歩き回るのも良かった。 何年もそこにいてくれただけで 幸せだった。 金も落とさないガキが何言ってんだ。 と言われそうだが。 わかってる。 ↓続くけど、しょうもない話です。