2024-12-01 01:49
今朝の地元紙に島津公保氏の随想が掲載されていた。島津氏は,「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録に尽力された方である。 氏は,人との出逢いこそ実現に欠かせない鍵である…と綴っておられたが,氏の揺るぎない想いと行動力こそが実現へと導いたのだ,と私は思う。 稲盛和夫氏の経営哲学にも「経営の礎には人の確固たる想いや信念があるべきで,それがなければ企業・経済の成長はない」とある。 また,アーティストのGACKT氏も言う。 「知覚動考」のうち一番大事なのは,読んでその如く「ともかくうごこう」なのだと。 知識を得て,経験として覚え,行動に移し,考えるが,動かなければ何も始まらないのだと。 島津氏も鹿児島の集成館遺産をもっと価値あるものにしたいと考え,一冊の本の著者に自ら逢いに行き,その一人との出逢いが次の出逢いを生みだした。 そして,昼夜を惜しみ精力的に行動した結果,世界遺産登録が結実した。 想いが原動力となり,覚悟を持った信念となり,人を動かし,大事を成す。 島津氏の足下にも及ばぬが,覚悟と信念を持って,自らのやるべきことと正面から向き合い,愚直に行動したい…と,決意を新たにした朝だった。
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