2024-12-25 05:53
最近、ビオラでバッハの《ゴールドベルク変奏曲》を練習しています。鍵盤楽器のための楽曲なのに、それをチェロ1本のために編曲した北口大輔氏の楽譜が出版されたからです。
普通に考えると、チェロ曲をビオラで演奏するのはチェロで演奏するより易しい思われるのですが、やってみると全く易しくありません。場所によってはチェロの方が易しいのかもと思うところもある位です。
おかげで基礎技術とは何かを改めて知ることができました。つまり私にはビオラの基礎技術がかなり不足している訳で。
右手の基礎技術はバイオリンとかなり近いのですが、左手は大きく異なるところがあり、その技術が全く足りないのです。
具体的には、どのポジションで、どの指でどの弦を押さえるか、それだけと言えばそれだけです。
これがバイオリンならば、楽譜を見ると自然にそこに指が行くのですが、ビオラだと全く行かないことがよくあります。練習に時間がかかって仕方ないです。なかなかできない生徒さんを体現しているみたいで、その意味でも勉強になりました。
「音階の練習に時間をかければ曲の練習時間が少なくて済みますよ」と改めて伝えたいですね。