2024-12-13 09:42
仕事柄、高齢者の方と接する機会が多いのだけど、最近そのうちの1人の方が癌が再発して入院した。
数ヶ月前はとてもとても元気いっぱいの方だったけれど、退院して来たら全く別人になって帰って来た。
入院中に2クールの抗がん剤を経て、もうすぐ3クールめ。
もうやりたくないと言った彼女に何も言えなかった。
父は2クールめで好中球がぐんと減り、続けられない体になったので中止。その後また主治医から内服で抗がん剤を勧められ処方までしてもらったけれど、先の抗がん剤の恐怖から一度も飲むことが出来ないまま終了。
今年の夏に亡くなる2ヶ月前、入院中に再び主治医から抗がん剤の重要性について説明され1クール。
それまで食べれていたご飯も食べれなくなり、ほとんど寝たきりになって2クールめは結局中止となり退院。
そのまま体調は良くなるはずもなく、1ヶ月半自宅で過ごして亡くなった。
抗がん剤は良い薬なのか悪い薬なのか私にはわからないけれど、父を見ていて思うのは必ずしも良いことだけではないということ。
どの先生も絶対と言っていいほど抗がん剤を勧めてくるし、断るとまるでその判断は悪であるかのような言い回しをされる。