光る君へ はとても良かった 乙丸と百舌鳥彦を通して 従者と言う立場に心を寄せることが出来た ご主人が幼い時から長きにわたり ずっとずっと側で見守り 控えながらもご主人が上手く行く様に 気を回し、走り回り、心を尽くす 親よりも結婚相手よりも ずっとずっと人生の大事な場面に立ち会う従者 それをカラテカの矢部太郎さんが演じたことは この作品の大成功の要因の一つだと思う 彼にしか出せないなんとも言えない 優しく儚く時に可笑しいあの空気 人間ではない、何か違う生き物の様に 見える時もありました 小さくて弱々しくていつも困った様な顔をして 姫さまの笠を定位置で持ち必死に走る乙丸が 可愛いくて健気で大好きでした ラストシーンがまひろと乙丸二人っきりの 旅の模様と言うのが この作品に一貫して流れていた雅で柔らかい 雰囲気で良かったなあ 今思うと、あのシーン、もう二人は死んでいたのかもしれない 亡くなってもなお従者は姫さまの後ろを てくてくと優しく守り歩いていくのです 平安時代の大河ドラマ、とっても魅力が ありました。