2024-12-19 11:00
そこまで温度が上がらないから不用
です。ブレーキフルードは、沸点を
主な基準として主に3段階のランク
付けをしています。
米国連邦自動車安全規格に則ってお
り、ランクはDOT(ドット)で示さ
れます。ちなみにDOTは
Department Of Transportation
の略です。
DOT3はドライ沸点が205℃以
上、ウェット沸点が140℃以上。
DOT4はそれぞれ230℃以上、
155℃以上となり、DOT5は260℃以上、180℃以上となります。DOT3とDOT4の主成分はグリコール系、DOT5はシリコーン系でレース用、グリコール系が主成分で260℃以上、180℃以上の場合はDOT5.1になります。
ドライ沸点とは吸湿率0%の状態。
つまり新品ですね。
ウェット沸点は、吸湿率3.7%で、
1〜2年経過した状態を想定して
計測します。ランク付けは沸点ですが、テスト項目は多岐に渡っています。蒸発性や金属腐食性、ゴム膨潤性などがあり、これらに合格しなければDOT表示できません。
したがって、ブレーキフルードを選ぶときはDOT表示の有無を確認しましょう。