名著を読む 教員を志した頃、名著を100冊読もう！と目標を立てた。 最初、何を言いたいのか全くわからなかった。わからないうちに最終ページ… 何とか必死に30冊まで読み終えた頃、ようやく時代背景などを捉えられるようになった。 半分以上読み終えてきたとき、ピーン！と来ることがあった。 どの作品も時代が違えど、この世の中の不条理さを覆したいという思想を持つ主人公が登場し、一見上手くいったかのように見えて、その後…たくさんの人たちの血が流れた。主義主張で血を流すほど魂を込めた革命があったことが、形を変えて描いてあった。 それに比べると、今では血を流すことなく対話で解決していこうと多くの人たちが望んでいること。 そしてこれが今私が生きている時代であること。 そしてこれが私が教育でなすべきこと。 500年以上前からのベストセラーには、大切なメッセージがたくさん記されているんだ。