2025-01-16 20:11
※生々しい描写なので、苦手な人は読まないでください。
麻酔のきつい思い出。
娘を都内の産婦人科で予定帝王切開にて出産した時のこと……
手術前。首から下の麻酔で、ちゃんとツンツンされて効いてるか確認された。何も感じない。効いていた。
手術開始。恐らく切開して取り出す……という段階なのだけど、何だか違和感がある。痛いんじゃない、内臓を「触られている」感覚がはっきりある。押されたり、あれこれ、とにかく内部が触られている。
無理、耐えられない、気持ち悪い、怖い……で、どんどんパニックになってきた。息も乱れる。目で必死に訴えるも誰とも目線が合わない。叫びたい、酸素マスクをしていて声が出ない。息ができない、苦しい。
「呼吸をゆっくり深くしてくださいね」
そんな声をかけられた気がするが、息が喉?に入らない。
「無理無理無理!」恐怖とパニックで気が狂うボーダーラインだった。
「お願い、気づいて!」必死で右のつま先をグルグル動かした。私的には振り回してるつもりだったけど、どれだけ動いていたのかは分からない。でも、動かした。麻酔してるのに動くって事実が既におかしいのだ。