2025-01-18 04:36
「星を編む」凪良ゆう
2023年本屋大賞受賞作
「汝、星のごとく」で
語りきれなかった3つの短編
私はその中の「波を渡る」を
読みました
花火のように煌めく時間を経て
愛の果てにも暁海の人生は続いていく
「汝、星のごとく」の先に描かれる
繋がる未来と新たな愛の形
『そうか、そうだったんだ』
その言葉に尽きる
互いを思いやるが為のすれ違いや
数組それぞれの夫婦の形
悲喜こもごもではあるけれど
どれも共感できて否定できない
暁海にはいつまでも櫂が
心の中で生きている
最後に見た花火のように
短く儚い二人ではあったが
遠く離れてもずっと手を繋いでいる
そんな気がしました
読書記録