2024-12-25 16:55
遊郭では、お客様のリピーターのことを馴染みさんと呼び、だんだんリピーターができて、お店のオーナーが、なじみを作るように自分で名刺を書いてお店の電話番号を渡して、リピーターがたくさんできた。遊郭には馴染みが待つお部屋があり、次々に馴染さんがたえずにお店に来てくれるようになり、あの当時はオープンからラストまで居てくれたお客様がいた。お客様が支払うお金は現金で36万円だった。丸一日同じお客様と一緒の部屋にいたけど、私からすればありがたかった。何人も相手していたら、しもが痛くなるし、体力も精神面も苦痛で仕方なかったからだ。お店のオーナーは私のことを商品としか見てくれないし、人として扱ってくれなかった。お金がないから、雇われてる身だし、親も亡くなって行き場所がないのを知っていたからこそ、私はお店のオーナーからしたら、扱いやすかったのかもしれない。 あの当時、お金があればこんな人生歩まなくていいのになって思ったりしていた。お金がないと不安になって、また家がなくなって帰るところもなくなり、自殺を考えないといけなくなると思って一生懸命にお金を稼ぐために毎日毎日休まず働いた。
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kirari.nagareboshi
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