2024-12-26 07:12
近所の空き家の主(ゆみさん)は2年前に94歳で亡くなった。
100km離れた街に住む姪っ子Sさんが相続人ながら、Sさんも高齢になり管理ができないので、近所の数人で家を見守って掃除したりしている。
今月は、私が庭やガレージを使わせてもらったので、朝から落ち葉掃除などせっせとした。
ゆみさんは、結婚前は国文学の先生、その後は亡くなるまで50年草月流の指導をしていた。ユーモアたっぷりの猫好き花好きのかたで、年齢こそ離れていたけど、私とはとても気が合った。時々手紙のやり取りもしたけど、猫の気持ちで書いてきたり、本当に楽しい文章だったことを思い出す。
私の憧れの美しいおばあさんは、昔はこのあたりでも有名な「きれいなおねえさん」だったという。
庭には、主がいなくても紅い山茶花がたくさん咲いていて、嬉しいような悲しいような気持ちになった。姪っ子さんは、三回忌が過ぎたら空き家のことも考えるとのこと。誰かこのままギャラリーとかにしてくれないかな。ゆみさんがデザインして建てたいい家なんです。
山茶花2輪もらってきました。
空き家