2024-12-30 11:36
25歳のとき、仕事を年内におさめるために29日のてっぺんを超え、30日の朝まで働いた。いったいなんの仕事がそこまで長引いていたのかは覚えていないが、異常な物量だった。今から冷静に考えると、人間がこなすには随分と無茶な量だったようにも思う。どうせ家に帰っても何もない。かつてライブハウスで顔を合わせていたような面々は年末を謳歌していて羨ましかった。 どうせ年が明けたとしても1人だ。実家に帰るわけでもなく、働いた金でワンルームの家に招き入れたソファに座ってレコードを聴くだけだ。どこに行くにもパソコンを持ち歩き、友達と予定をたてるのも怖くなっていたから、当然ながら息抜きもなかった。始発で家に向かいながらはっぴいえんどを聴く。 お正月といえば炬燵を囲んで お雑煮を食べながら 歌留多をしていたものです 重い体をベッドに沈ませる。気を失うように寝たと思う。何時間寝ただろうか? 夕方にはなっていなかった気がするが、遮光カーテンが外と自分とを断絶していた。スマホに手を伸ばし、Twitterを開いて目に入ったのは大瀧詠一の訃報だった。毎年、命日が来るたびに思い出す。もう11年前なんだ。
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