2024-12-30 23:02
東京で久しぶりに映画を見た。2020年前後に南米チリで起きた民衆の蜂起を記録したドキュメンタリーだ。地球の裏側でこんなことが起きていたとは知らなかった。 グスマン監督は80歳、ピノチェト政権下の民衆弾圧を扱った「光のノスタルジア」「真珠のボタン」という作品は以前見ていて打ちのめされた。今回はそれとは異なり、希望を感じさせる作品だというので見た。 地下鉄の値上げをきっかけに、生活苦をかかえる多くの国民が立ち上がる。リーダーがいるわけでもない、女性中心の運動で、参加した人たちのインタビューがいい。1990年に民政移管するまでの長年の政治的抑圧で、チリでは「政治の話はしない」空気が蔓延していたのが、ここにきて民衆の集団的覚醒が起きた。そこには、民政移管後にエリート支配が進んでいた政党政治への反発があったという。運動はやがて、36歳の民主派大統領の誕生につながる。 https://www.uplink.co.jp/watashino/
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Eibou Kubota
eiboukubota
格差拡大と貧困が深刻化する日本やアメリカで、その不満が、再分配や福祉の強化をめざす左派リベラルでなく、外国人排斥や中央集権化をめざす右派ポピュリズムの支持拡大につながってしまう倒錯に嫌気がさし、政治への関心を放棄しつつあった自分にとって、同時代に起きていた、まっとうな政治的覚醒の現場を見ることができて力づけられた。 自分が青年期を過ごした1980年代、日本は豊かで、若者は消費にうつつを抜かし政治には無関心で、資本主義の矛盾はアジアなど途上国に外部化されていた(だから国内は平和だった)。 しかし今はだいぶ状況が違う。若い世代が石丸や斎藤支持で盛り上がることなど、80年代には想像もできなかった。既存のエリート支配への反感という点ではチリも日本やアメリカと共通しているのだが、日本やアメリカでは右派カルトなどがその反感や貧困化への不満や不安を自分たちの支持に結びつける物語を、偽情報も駆使してSNSなどで流布し、ジャーナリズムの衰退と相まって、右派ポピュリズムの台頭を招いてきた。チリではそのようなことが起こらず、多くの人々がリアルな政治経済システムを理解し変革への原動力になったようだ。

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