2024-12-31 03:04
明け方。
「ママ〜〜〜!」と少し離れた所から、私を呼ぶ三女の大きな声。
ふと覗くとiPadを手に椅子に座っている三女を見つけた。「ママ、見てー」
あ、、、いつもの光景だ。
でも、そこはどこなのかわからない。ただ私が知らない、沢山の光が差すとても明るい場所だった。
彼女に近づきながら、「えっ、なんで?生きてたの?」って心の中で考えている。
彼女の前に跪き、両肩を抱き、
私「大丈夫なの、、、?」
三女「うん、大丈夫」
いつもの、あの日までの彼女と何も変わらない優しい顔で、私を見つめて頷く。
「もう、一緒に過ごせるの?」と続けて聞くと、
「ううん」とただ静かに、悲しく笑った。
そこではっと目が覚めて、沢山の涙が溢れてきた。
彼女が会いにきてくれたんだ。