2025-01-19 01:42
以前読んだ僧侶の方の見解が素晴らしかった。
清濁全部受け入れ、海のような広い心で菩薩の道を行ったのだ、と。
堅固不動の菩薩の心を金剛心と言うそうで。
金剛=ダイヤモンド
ダイヤモンドを大事に抱えることで
進平兄ちゃんの罪を背負い、大切な人を傷つけさせないように、憎しみを連鎖させないように、転々としながら生きた鉄平はダイヤモンドの心なのか、と。
朝子に手を出させないためにという少々のエゴがあったとは思うけどそれもエゴと言うより他者を想ってのことだし。いつか迎えに行く、と思っていたのが逃げ続けることでただ幸せを祈るということに変わっていくのもまたスピリチュアル。
こんなところにも隠されたダイヤモンドが…!と。
説教和尚のさだまさしがまた良い。田舎のご住職ってこんな感じ。世間話なのにどっかしらに仏教のお話がはさまっててすごく勉強になる。説教和尚のお話もっと聞きたかったな。
キリスト教的なところがあったかは不勉強でよくわからないけど、シリーズ通して仏教的な精神があって「禅宗だけど全宗」っていう端島の宗教観が楽園のようでした。
海に眠るダイヤモンド