2025-01-19 01:51
「娘が来たよ!」
保護猫の譲渡トライアル。
里親希望のお母さんがうれしそうに声を上げる。
ご自宅前に車を停め、ちょんちゃんと一緒にお渡しする荷物を車内で整えていた。
ほんの短い時間だったが、到着の気配を察したお母さんは待ちきれなかったご様子で玄関からいそいそと飛び出してきた。
さあどうぞ、入って、入って!
中には笑顔のお父さんも待っている。
「ちょっとね、前回見てもらった時とは部屋の様子がだいぶ変わってるんです。
もしかして叱られちゃうかなあ。」
「娘が来るってこの人張り切っちゃって、またDIYで細工したんですよ」
ちょんちゃんをお迎えする予定だったスペースは10畳ほどの細長いお部屋。
まずはケージで人と環境に慣れてもらうとして、ビビリのちょんちゃんにとってそこからいきなりお部屋フリーにするには少々広すぎる。
「あまりに広いスペースより、ケージの次はどこに逃げても人の目と手が届くくらいのちょっと狭い空間からスタートする方が、猫との距離が縮まりやすいです。
トライアルが終わったらまた相談しながら進めましょうね」
確かそんなことを前回ちらりとお伝えしてあった。
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