1については確率的に存在するという言い方が近いだろうか。 仮に量子が人だとしたら、東京にいる自分の目の前にいる人が、自分が目をつぶっているときに東京にいるかロンドンにいるかは、目を開いたときにはじめて確定する、みたいな話。 2については、ある動物が犬であると同時に猫でもあるといわれたときに近いだろうか。 例えば光の量子が粒であるから私たちは太陽光発電ができるし、波であるから真珠はあのような色に輝くのである。 何を言っているのかわからないだろうが、俺にもわからない。 地球が平らだと信じていた人が、地球が丸いと言われた感覚、 太陽が地球の周りを回っていると信じていた人が、地球が太陽の周りを回っていると言われたときの感覚に近いのではないかと思う。 そしてこの量子力学、さらにややこしい点がある。 アインシュタインの相対性理論（時間とか空間と重力を正しく説明できる理論）と（今のところ）矛盾するのだ。 量子の世界で量子力学が正しいこと、量子より大きい世界で相対性理論が正しいことは立証されているのだが、その2つの理論が矛盾なく統一して説明することができない。