2025-01-12 00:22
~空の音~
キミの事が好きだった。
伝えられないまま終わった。
僕は思い切り走って泣きました。
そんなキミは遠くへ引っ越したね。
冬の空は白くて静寂で。
僕の心にそっくりでさ。
見上げる度にため息ついていたよ。
ある日、キミに似た子を見かけたんだ。
キュンとなってしまったんだ。
春の空はほわほわして優しい色。
ピンク色の靄がかかったら
そこにはニコニコしたキミいて。
僕は思わず抱きしめた。
キミには恋人がいるかもしれないのに。
ごめんね。
そこからたくさんお話したね。
夏の空は澄んでキレイだった。
ずっと眺めていたい空だよ。
キミの事もずっと眺めていたかった。
でも遠くへ嫁ぐだよね。
キミと出逢えた事は絶対に忘れない。
秋の空は寂しくなる感情がわいてしまいそう。
でも、秋にひまわりが咲いているかもしれないから。
顔をしっかりあげていきていくね。
そしたら空の音がした。
"がんばれ"っていっているみたいだった。
僕は空の音を感じながら生きていくね。