今日成人式を迎える皆さんおめでとうございます。 私が38年前に着た振袖は、祖母が親戚の呉服屋で誂えてくれた上等な振袖でしたが、私が選ぶことができなくてさみしかったので、自分の娘には好きに選ばせようと思いました。 長女は、私の振袖は着たがらなかったので、買える範囲でのそこそこの振袖を買いました。 次女は、色々希望はあったんでしょうけど、長女の時買った振袖を着て成人式に行きました。 時は流れ、次女の結婚が決まり、両家顔合わせの日、次女が言いました。「母さんの振袖が着たい」 自分が気に入っていた着物じゃないのに、何故かとても嬉しくなりました。 着物を作ってくれた祖母も、私の母親ももうこの世にはいないけど、娘に着物を作ってやる、ということは、とても大きな出費だけど、嬉しく、誇らしいような、そんな気持ちだったのかな、とじんわり、しみじみしました。 その振袖は、当時から誰が見ても褒めてくれたし、今見たら、何で気に入らなかったのかわからない素敵な振袖でした笑 娘にもとても良く似合っていました。 生きていられるかわからないけど、孫がそれを着てくれるのを見れたら幸せだなと思う今日このごろです。