2025-02-08 20:31
「万能鑑定士Q事件簿 Ⅷ」 松岡圭祐/著
2011刊
2025/02/09 am5:10 読了
昨日の午後から読みはじめ、昨日は午後10時に就寝し、老人のサガだろう午前4時に目が覚めた。
で、続きを読んだ。
リンダリコという23歳の女性の推理譚。
こういう本は、ほとんど脳に負担をかけずに、楽しく読める。
小説の文章には、大きく2種類あると思う。
ひとつは、ストーリーを進めることに主眼を置いたもの。考える事なくスラスラ読める。慣れればだけど。
もうひとつは、一行の文章が芸術的に美しく仕上げられているもの。物語も重要だが、一行一行の美しさの鑑賞が大事だ。三島由紀夫の文章はそれにあたる。宮沢賢治もそれにあたる。
このふたりの一行一行が特別だと感じることができれば、ほとんどわかると思う。
リンダリコさんの場合は前者だけど、これにはこれの意味がある。癒された本だった。
ⅥとⅧが家にあった。
そのとき、娘たちのどちらかが読んだものだろう。今日は、Ⅵを読もうかな。
一話完結だと思う、巻末にⅨ話が綾瀬はるか主演で映画化されたモナリザの、?忘れた。の原作だと書いてあった。
ずいぶん昔に見たなあ。