夜、会社の帰り道。 軽自動車で住宅街の細道に入った。 こちらは雪国で道幅は狭くなっています。 向こうからは遠くから見ても分かるくらい勢いよくこちらに向かってくる車。 すれ違う手前で向こう側の車が勢いよく止まった。しかも真ん中寄りに止まったので、こちらは前に進めない。クラクションを鳴らしたら、少ーしだけバック(ほんとにほんとに少ーし)。でも、狭くて通る勇気が出ない。またクラクションを鳴らしても全く動いてくれない。相手も軽自動車だったと思う。車の中がチラッと見えた。多分、パンチパーマにヒゲを生やした方。 窓を空けたら、向こうから『穴あいてるべや！』と叫ばれた。穴というか、私から見て道の右側がザクザク。しかもその場所だけザクザク。 要は自分はザクザクを通りたくないから、お前が邪魔だと仰りたいらしい。私はただ直進してるだけなんですけどね。 ザクザクで通れないと判断したなら、何故手前で止まってこちらが通り過ぎるのを待てないのだろう。 結局、下がってくれる気は無さそうなので、恐る恐る狭い空間をなんとか通り抜けた。