2025-01-22 02:41
アンドレ・ブルトンの「ナジャ」③
「私は君の妖精を盲目的に信じてい
る」「人間の心、地震計のように美
しいもの」ブルトンの眩いほどの美
しい言葉たちが溢れてくる。
「ほらあの手、セーヌに映っている
あの手、どうしてあの手は水面で燃
えているのかしら?」「チェルリー
公園では「あれはあなたの考えと私
の考えなのよ。二人の考えが一緒に
なってどこから湧いてくるのかを見
てごらんなさい。」
「ああ、ナジャなんて不思議なんだ
ろう!。そんなイメージどこで見つ
けたっていうんだ?」
「ただ、私の理解している意味での
愛、それは神秘的なありうべからざ
る、唯一の人を惑わす疑いの余地な
き愛のみが、そして、あらゆる試練
なくしては存在しえないような愛の
みが、ここにおいて奇跡の成就を可
能ならしめたに違いないのである」
これからのことは、原作に触れて欲
しいと思います。二人のためにも。
「美とは痙攣的なものだろう。さも
なければ存在しないだろう。」続く