2025-01-22 14:24
オーパス・ワンの話題を見かけたので、思い出話。丁度一年前、ナパのオーパス・ワン・ワイナリーに20年ぶりに訪問しました(それまでもナパに行く度に何度も通り過ぎたりはしました)。
目的は新設されたV.I.P.向けのテイスティングルームと、CEOデイヴィット・ピアソンに会ってみたかったからです。
日本では大変人気のワイナリーで、年々価格が上昇していましたし、テイスティング・ルームでのフィーも同様に鰻登りで「今更古墳巡りしてもねえ」なんて斜に構えて敬して遠ざけていたのです。
ですが、訪問してみて分かりました。オーパス・ワンはただ有名になった高価すぎるワインではない。醸造室の排水溝を見れば、いかにクリンリネスを徹底しているかが分かります。もちろんそれだけではありません。ナパの堂々たるグランクリュであるト・カロンへのアプローチ、そしてデイヴィットさんが最も心血を注いだチームワーク。価格が上がるだけの労力を粛々と積み上げてきたのが分かります。