20代のうちに、一度でいいから海外へ行ってほしい。ネットにはたくさんの海外情報があふれているけれど、それを読んだり見たりするだけでは、その国の本当の姿や新しい発見には出会えない。情報には発信した人の視点が入り込むし、情報というものはすぐに古くなってしまうものだから。 たとえば先進国を訪れると、日本よりも進んだ技術や文化に触れる機会がある。一方で発展途上国では、たった数年で街が変わり、人々の暮らしが豊かになっていく様子を目の当たりにできる。さらに、日本で流行中のトレンドが、海外では何年も前にブームを終えていることに気づくこともある。そんな発見は、実際にその地に足を運んで初めて実感できるもの。 「反日感情が強い」と言われる国でも、行ってみれば親切で温かい人々であふれていることがある。「差別がひどい」と聞く国では、何年も楽しく幸せに暮らせている日本人もいる。こうした噂や先入観が現地で覆される瞬間、それが旅の醍醐味なのだと思う↓