【確率の魔力】 どんな優れた目利きでも、 どんな優れた鑑定士でも、 どんな優れたコレクターでも、 逃れられない物理法則がある。 「確率」である。 すなわち、どんな仕事でも百発百中という訳にはいかず、例えば1000点品物を買えば必ずいくつかは贋作が混じってしまったり、1000点名品を選出すれば必ずいくつかは凡作が混じってしまったり、1000点品物を鑑定すれば必ずいくつかは判定ミスを犯してしまうものである。 反対に、どれだけ偽物ばかりを集めようとしても、何百点も同じモノを買い続ければ、中には本物が混ざってしまう事も真理であり、それが確率の面白さでもある。 そしてなんと、その確率論を応用することで、掘り出し物を見つけることができるのだ。 確率