2025-01-25 15:05
手紙や写真は(音楽や映像も同じく) その人が居なくなっても 確かにこの世でその時生きていたというのが 記録された物体としてそれが存在している限り、この世の時間は進んでいるのに、それだけがその時のままの瞬間で永遠に閉じ込められているのってよく考えると本当に奇妙で不思議で、考えれば考えるほど少し怖い。 その人がこの世に存在していた時間の空気ごとこの世の進む時間とは切り離されて、未来永劫、永遠に宙に浮いたままになる。 それに触れた時、生の残り香のようなものを感じる。 (江戸時代の人が、写真を撮られると魂を取られると怖がる気持ちもちょっとわかる) LINEは所詮メディア上に残されたただの無機質な文字にも関わらず、それ故になのか、今もまだ画面の向こう側に文字を打った本人が普通に生きてるような錯覚がしてきて、でもその人からはもう二度と返信が返ってくることは無いという現実を突きつけられて逆に生々しい感じすらある。 その人だけ永遠にそこで時が止まったままになっていて、自分だけ進んでいる。 今私が打っているこういう文字も、 打った瞬間からタイムカプセルになっていく。
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