【教員がうつになった話⑥】 新しい学校に異動して、心機一転頑張ろうと思いました。しかし、どんどん心身ともに調子が悪くなっていきました。 まず、無力感がひどく、なんとか奮い立たせて仕事に行くような状態でした。 そして、そんな中、先輩の先生方と一緒に組んでお仕事させていただいていましたが、指導されること、その場にいることに恐怖を感じるようになりました。 以前の私だったら、次はどうしたらいいか模索しながら、先輩の先生方から学ぼうと思えていたかもしれません。しかし、指導されるたびに、「自分のしていることは全て間違っているのではないか」と、何をするのも怖くなってしまいました。 また、部活や行事も盛んな大規模校だったこともあり、命に関わるような怪我や体調不良も度々あり、その恐怖はさらに大きくなっていきました。 次第に、帰宅途中の車で何時間も涙が止まらなくなり、毎日、生活をするのがやっとという状態になりました。