2025-01-26 22:17
そして今、資源エネルギー庁から「第7次エネルギー基本計画案」が公開されており、そのパブリックコメントが求められています。その中に、絶対に看過できない驚くべき文言があります。その文言というのは、「保安林解除手続の迅速化」です。
水源涵養や土砂流出防備などの保安林は、日本の自然の骨格をなす水源の森です。それが破壊されてしまえば、森も川も里も海も全ての生態系がズタズタになってしまいます。昔の日本人はそのことがわかっていたからこそ、保安林を定め、その森には手をつけずに守ってきたのです。
風力発電では多くの猛禽類や野鳥、コウモリがバード(バッド)ストライクに遭遇し命を落とし、渡りのルート変更を余儀なくされている実態も明らかになってきています。里山が破壊され、サシバなどの繁殖地が脅かされています。再生可能エネルギーという美名に惑わされず、現実を見ることが今こそ重要だと思います。
この「第7次エネルギー基本計画案」がそのまま採用されれば、日本の自然は取り返しがつかないほどに破壊されてしまうのは明らかです。