2025-01-28 21:20
マリリンマンソン
10代の頃、輝かしい青春を送っていたと胸を張れるような人間には一生通じない話しだと思うのだが
自分自身を含めた周囲の人間に対するどうしようもない負の感情を上手く処理できずにいた自分のような負け組側の人間にとって、音楽というのは単なる娯楽ではなく、最も手軽な逃避先だった
マリリン・マンソン、10代の半ば頃よく聴いた
とりわけ孤独を感じた時によく聴いた
私にとってはマンソンの曲は怒りそのものだった
その曲を聴くことで私も同調して怒り、孤独を忘れることができたのだ
それから30年近くたった今、マリリン・マンソンを聴き返している
小気味いいリフとキャッチーなボーカルで記憶以上にストレートなロックをしていると思った
おどろおどろしい雰囲気は当時ほど真剣には楽しめないが、一周まわった外連味として味わえる、とそんな感想が出てくる程度だった
どうやら今の自分にとっては音楽はただの娯楽でしかないようだ
安心したようで、どこか寂しい気持ちにもさせられた
逃避したいことはむしろ増えたっていうのに皮肉なものだね!まったく!