2025-02-01 02:40
敬愛する師が亡くなりました。
画家とは何ぞやを魂を込め身をもって教えてくださった方です。サウダージという言葉を大切にして沢山の素晴らしい絵を描き世に残しました。師は10年以上の間、闘病生活を行いながら立てなくなっても描くことをやめませんでしたし、車椅子で遠路はるばる師を慕う人々の展覧会に足を運んでは、響く言葉を残してくれました。最後に僕の展覧会に来てくれたのは去年の4月。絵と詩を飾ってましたが、「絵はいい!でも字がダメだ。心を込めて書け。」と仰ってくれました。
そして、関東にいる間に、師の経験談や各界の人々を招いて芸術の継承を目的とした勉強会が盛んに開かれていましたが、そこに参加出来た事は、かけがえのない経験と思い出になりました。
今は悲しみと虚しさが心を覆い尽くしていますが、今日から始まる個展に向けて、師に感謝の想いと気概を持って臨みたいと思います。
さようなら。至らない弟子を見守ってやってください。また天国で会いましょう。