2025-02-02 13:56
落とした財布を届けてもらったや、届けたなどいい話を見ていて、私も思い出した話をひとつ。
学生のころ、阿部野橋で財布を公衆電話の中に忘れた(これで年代を察しておくれ)中には免許証や個人情報があったのだと思う。あのころはまだ携帯電話がなく固定電話、家の電話が鳴り出ると私の財布を拾ったとのこと、免許証など入っているからこれをお前に売りたい。
免許証は2万円、財布は1万円で買い取れ、せっかく拾ったのにワクワクして中を開けたら五百円しかなくショックを受けた。どうしてくれると激怒のおっさん。
住所も電話番号も顔も何もかもわかっているんや!と脅された。
今なら買い取ると言いながら警察連れていけるのだが、女子大生だった私は怖くて買い戻そうかと思った。が財布の中に500円しかなくおまけにそれも落としてしまい一文なし。
お母さんに言ったらめちゃくちゃ怒られるので言えない。
悩んでいたが、お金ないものは仕方ない。どうぞお好きにして下さい、お金がないので。と言うのが精一杯でした。
あの時、あの地域の民度を知った。