2025-02-05 11:40
ほんとにあった不思議な話
これはもう40年以上も前…昭和の頃の話
当時3歳だった自分は公園で泥団子を作ることにハマっていた
暇さえあれば一人で公園に行って(当時はそれが当たり前のこと)ひたすら泥団子を作ってた
ある日、自分にとって生涯最高の出来ともいえる泥団子を作ることができた
これにテンション爆上がりした自分はオカンに見せてあげようと公園の遊具(山になってて中が空洞のやつ)の片隅に隠しておいた
翌日「ねぇねぇ!凄く綺麗な泥団子が出来たの!」って、オカンの手を引っ張り公園に行ったわけ
「ここに隠しておいたんだぁ〜」って遊具の中に入ったら、隠してあった泥団子がなくなってる…
どこを探しても見つからない
そしてそこには当時の伊藤さん(1000円札)が2枚置いてあった
事態を把握できずただただギャン泣きしながら
「お母さぁ〜ん!泥団子がこれになっちゃったぁ〜!」って伊藤さんをオカンに手渡した
そんな紙切れの価値なんかわかるはずもなく、泣き止むことのない自分にオカンは
「きっと泥団子が綺麗だったから優しい人が買ってくれたのよ」って頭をポンポンしてくれた
あの時のポンポンは今も忘れられない