2025-02-05 12:09
さて、ここから3話。 東アジア初となる、近代憲法・大日本帝国憲法の発布、それに伴うお祭り騒ぎ。 提灯が並び、万歳が響き、一体何がこんなにおめでたいのだろうと思わせるほどの祝賀ムードから始まる(実際、民衆の大半は憲法の内容を大して理解せぬまま盛り上がっていたらしい)。 自由民権運動家からも「聞きしに優る良憲法」とのご評判。 この憲法をもって日本は「立憲君主国家」となった。 何百年も続いた封建主義の歴史をかなぐり捨て、愚直なまでに近代西洋化に爆進していた日本にとり、一つの輝かしいメルクマールではある。 ただ、この憲法づくりにあたって「人民」の意見は反映されておらず、福沢諭吉先生はその点を遺憾に思っていたという。 福沢諭吉が夢見ていたのは、あくまで自立した人間の集合体としての、自立した国家。 新時代の民衆が、中身も理解していない憲法発布を喜び浮かれている様は、さぞ滑稽に映ったろうなと思う。 はるか坂の上
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