2025-03-09 08:43
ん〜?亀三何コレ??と言われるくらい、まあ普通の方なら、きっと興味を示さないモノです。
ですが、小生にとってはとても興味深いシロモノでしてね!
コレ、実は明治日鉄奥州第四区線最大の難工事、盛岡雫石川橋梁の明治の橋脚台です。
四区線工事のうちで盛岡スルー案も出るほどの艱難辛苦の末、日鉄と作業局と鹿島組が血の滲むような努力と知恵を駆使して完成させた鉄橋です。
詳細はブログに書きますが、僥倖と言って良い幸運で、コレの検証と撮影か^_^出来ました。
近代土木文化史的にもかなり貴重だろう、鹿島組寺井寅吉さんが、まさにその手で成し遂げた、日本独自で日本初の橋脚箱枠沈下工法で築造された、明治の現物橋脚台とその箱枠!?です。
雫石川が最渇水期である今でしか、この箱枠は目にする事は出来ないでしょうから、正に小生は幸運中の幸運と言えますね。
明治の雫石川橋梁が、掛け替えられて何十年経っているかはわかりませんし、十何脚あったはずの橋脚はもうこの一つしかありません。
役目をずいぶん昔に終えた後、孫の代にあたるだろう、頭上を横切る新幹線橋脚を、この橋脚台はどんな思いで見上げているのでしょうかね。