2025-03-09 10:12
30年前のこと。三人のいとこたち&弟を連れて、韓国へ行った。一人は中学3年生のTくん、もう一人は小学6年生のN子ちゃん、もう一人は知的障がいをもっておるSくん。いとこたちとはみな仲良しだったので、Sくんだけを置いて行く気は毛頭なし。まあどうにかなるじゃろ!と、ソウルへ旅立ちました。
いとこたちには、これください、ありがとう、おいしいです、水をくださいなど、いくつかの韓国語を教えたの。すると、Sくんは一生懸命覚えて、市場で好きなものを見つけ、「イゴヂュセヨ」「コマウォョ」と買い物をし、食堂でも「マシッソヨ」「ムルヂュセヨ」と、話してて。市場のおじさんも食堂のアジュンマも、ホテルの人、ありとあらゆる人たちが彼を助けて親切にしてくれた。食堂のアジュンマたちは、かわいいね、えらいねを連発し、帰りは外まで出て手を振って見送ってくれたほどじゃった。
あのときの韓国のみなさん、本当にありがとうって今でも思う。心底、優しいのじゃね。
続く