2025-03-05 13:54
命の面白さ
入院での抗がん剤治療も後半戦に入りました。
「ここからがヤマになりますが頑張ります」と担当医の言葉。
「ここからがヤマになります。頑張って下さい」ではなく頑張るのは医者であり、本人ではない。
という医師としての意志の表れを嬉しく思いました。
悔しいけれども書きます。
今、声は出ません。歌い手としていちばん書きたくない言葉です。
でも、メロディーは創れます。
ボイスメモには新しく浮かんだメロディーの欠片(かけら)がズラっと並んでいます。
面白いことに気づきました。
ベッドで点滴という鎖につながれ、副作用に押しつぶされる中
無意識に苦しさ、悲しさ、切なさのしずくが含まれない明るく、透き通った、ポジティヴなメロディーだらけなのです。
どうしてなんだろう?
人間って命がかかってくるとそういうものなのかも知れません。
病気は苦しいけれども命は面白い。
そんな命に乗っかってみようと思います。